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自動血圧計では血圧が高く表示されることがある

自動血圧計は、マンシェットの巻き方により値が大きく変わることがあります。

 

自動血圧計には、「コロトコフ法」という血圧を測定する方法と、
「オシロメトリック法」と言う血圧を測定する方法の血圧計があります。
そして、自動血圧計によって値が高く表示されるのは、
この自動血圧計の測定原理によるものと考えられています。

 

私たちがよく目にする血圧計は「オシロメトリック法」による自動血圧計です。
この方法は、マンシェットの巻き方次第で値が大きく変化します。
そのため、「自動血圧計で血圧を測ると値が高くなる」と言われたりします。

コロトコフ法について

コロトコフ法では、マンシェットを腕に巻き、このマンシェットで動脈を圧迫して血流をとめます。
そして徐々にマンシェットの圧力を下げ、
血液が再開したときに出る音が聞こえ始めた時の圧力が最大血圧、
その音が聞こえなくなった時の圧力が最小血圧として計測します。
音を聞くのは、マンシェット内にあるマイクです。
聴診法で測定する場合の原理と同じですが、音はマンシェット内で感知します。

オシロメトリック法について

一般的に汎用されている自動血圧計のほとんどがオシロメトリック法を使用したものです。

 

オシロメトリック法では、マンシェットの圧力を下げていったとき、
動脈波の振動を圧力の変化としてとらえ、血圧を測定するものです。
つまり、実際の血圧というより、マンシェットの内圧を図っていることになります。

 

ですから、マンシェットの圧力が動脈に伝わらないような場合には、
マンシェットを余分に加圧しなければなりません。
これにより、実際の血圧よりも高い数値が出るのです。

 

聴診法で測定した時でも同じですが、自動血圧計の場合ですと、この現象はより顕著になります。

 

さらに、動脈硬化がある場合にもおなじようなことが言えます。

 

動脈の壁が加圧によってスムーズに圧迫されることを前提としたオシロメトリック法の血圧計は、
動脈硬化が著しい動脈で測定すると、血管壁の硬さを計測してしまうので、どうしても高い測定値が出ます。

 

とは言っても最近の自動血圧計は、聴診法で測定した時の値と一致するように技術が施され、
解析プログラムが取り込まれているため、
聴診法で測定した数値とあまり変化がない計測結果を得ることができるようになってきています。