ブランクのある看護師のための看護技術とケアの復習【復職セミナー前に】

膀胱留置カテーテルの留置時や固定時の注意点

膀胱留置カテーテルの留置や固定の際には、
カテーテルや固定テープによる皮膚トラブルの予防も大切です。

 

長期にわたって膀胱留置カテーテルを留置する場合は、
カテーテルの圧迫によって潰瘍が生じることがあります。

 

また、長期間のカテーテルの留置は、尿道損傷や尿路感染症のリスクが高まる事もあります。
カテーテル挿入後30日以上で、ほぼ100%に尿路感染が発生するといわれ、
ハイリスク患者さんでは、膀胱炎や腎盂炎、敗血症になる事もあります。

 

そして、尿道皮膚瘻などのトラブルが発生する事もあるので、
潰瘍の予防やテープ固定による皮膚トラブルを予防し、
なるべくはやいうちにカテーテルを抜去することを検討します。

カテーテル固定の位置

カテーテルを留置する時には、
尿道に緊張がかからないように余裕を持たせて固定をします。

 

女性は余裕を持たせて大腿部の内側に固定したり、
下着を使用して固定する時には腹部に固定をしたりします。

 

男性は、尿道の陰茎陰嚢角がカテーテルで圧迫され、
潰瘍や瘻孔などのトラブルが起きることがあります。
ですから、尿道に緊張がかからない程度にカテーテルを頭側に向けて腹部に固定します。

固定の方法

カテーテルのテープ固定は、カテーテルが引っ張られてずれたり抜けたり、
或いは動いてねじれたりしないように固定しなければなりません。

 

屈曲やねじれがないかどうか、尿がきちんと流出しているかを確認し、
固定部は一日に一回交換します。

 

長期間に渡るテープ固定や、脆弱な皮膚への固定は
皮膚トラブルの発症の原因となるので、
テープは粘着力の弱いものを選択肢、毎日固定する部位を少しずつ変える事も必要です。

 

また、皮膚表面に膜を作る皮膚保護材や皮膚被膜剤を使用する事も検討します。

皮膚トラブルを防ぐスキンケア用品の例

皮膚被膜剤(リモイスコート)
皮膚に膜をつくる目的で使うスプレータイプのものです。

皮膚に膜をつくることで、外部からの刺激を守ることができます。
頻繁にテープの交換が必要な場合は、その都度使用します。

皮膚保護材、創傷被覆材(プロケアーウエハー)
皮膚に発赤やびらんが生じるなど皮膚の状態が悪いため、

テープや皮膚被膜剤を使用することができない場合に使用します。